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2013年9月

2013年9月12日 (木)

ダイビングガイド 巧みの技 潮を読むその2

潮を読む、今日は魚のいる所にどうして行くか?

魚は潮の上手に集まる。小さな島、海底の根、岩棚、いずれの場所でも

魚は流れが当たる側に集まります。特に沖縄ではグルクンとかイソマグロ、団子に、川になります。ただし、あまり流れが強すぎたり、流れが乱れていると集まりません。

この法則は特段目新しいことではなく、漁師さんなら皆昔から知っていることです。

これをどうダイビングに活かすかが、巧みの技です。

魚は流れの上手に集まりますがその中でも好きな地形があるようです。

地形的にはフラットなところより駆け上がりになっているところ、岩の壁であれば、少しでっぱりがあったり、肩になっているところを好むようです。座間味でもグルクンに囲まれ、ツムブリに囲まれるなんて事は、特段のポイントに行かなくても潮時さえ読めば手もないことです。

では、どうして魚のいるところに入っていくか。潜りやすいのは島影、岩陰ですが流れが無いので魚は集まってきません。スズメダイ、キンギョハナダイと言った流れに左右されない魚だけです。ダイナミックさやドラマは期待できません。

そこで、流れの上手からエントリーしても負担の掛からない潮時を選ぶか。

潮陰の流れの無いところにエントリーし、逆潮、反流を利用して潮上に出て、魚に合流する。小さな岩にも、大きな岩にも島であっても、潮の流れが当たれば必ずと言ってよいほど反流、逆潮ができます。流れが強ければ強いほど反流の範囲、流れの掛からない範囲が広くなります。岩に対して流れが当たるときは、上下、左右に流れが分かれ、エアーポケットのように流れが無いところができます。ここにお客様を導けば、辛くも無く穏やかに魚を観賞し戯れることができます。

2013年9月 8日 (日)

ダイビングガイド 巧みの技

今日のテーマは”魚を集める”魚を集めるとはどんなこと、と、思うでしょう。漁師をやるわけではありません。

まずは、魚を集めることになるきっかけをお話しましょう。

魚は追うと逃げます。その昔、写真を撮るとみんな魚は後ろ向き

遠くにグルクンがいてもお客様には見えない、泳いで追いかけても追いつけない。

カスミチョウチョウウオはばらばら、これでは美しくない、楽しくない。

そこで何とかお客様を泳がさないでも魚と戯れ遊ぶことはできないかと考えたのが、魚を集めてしまえばよい、魚を呼んでくれば良いという発想。いろんなことを試してみましたが、今は学校の先生が使う指示棒1本、全てこれ1本で魚を扱います。

基本はジャックT.モイヤー/中村宏治(中央大学の先輩です)共著の”さかなの街”という本の中に出てくる”モビング”というさかなの行動様式がベースです。魚を観察していると、いろんな行動様式があり、縄張り意識の強いもの、仲良く井戸端会議が好きなもの、頑固に自分の通り道を変えないもの、いろいろです。このことと潮時を組み合わせてみると、さかなを呼んだり、集めたりいろんなことができます。詳しくは次回に譲りますが、どうやら硬いステン棒では反応はいまいちのようです。

2013年9月 7日 (土)

ダイビングガイドの匠の技 潮を読む

昨夜久しぶりに三楽に行ってきました。洋輔の就職先決定と卒業単位取得の祝いと

今日島を後にするということで、その後、店の終わった西やん家族がCDに、久しぶりに

日本酒を飲み楽しいひと時でした。そこで西やんから出た話

ダイビングサービスのはしりでも有りダイビングガイドの草分けなのだから,後進のために

ガイドの技を本にしたらと、そんなめんどくさい事はできないので、ぼちぼちとこのブログに

ガイドの技を書き連ねてみようかと、どこまで続くか分かりませんが、やってみます。

で、今回は”潮を読む”から

大抵は潮を読むとは上げ潮だから、引き潮だから流れが有る。というような読み方をしますが阿武流は、一つ目は、この潮時でどこに魚が集まるか?どの場所にいれば魚が来るか、といった魚の動きを潮時で見極めます。次に、海では陸上、海中の地形により流れが早い時間、止まる時間がそれぞれ違います、それを読み解きます。三番目にはお客様がより安全に潜っていられるように水中の流れが有るところ、流れの陰、休めるところを読み解きます。水面から見ると一定方向の流れのように見えますが水中では地形の形状により、流れの陰ができたり跳ね返って逆方向に流れたりしているので、この見極めによって上から見ると一見激流のようなところでも穏やかに潜ることができます。

これらを総合してドリフトダイビングにするか、アンカーリングにするかの決定をします。

ドリフトダイビングでは流されっぱなしは疲れるので、流れのないところからエントリーし流れを利用して移動したり、流れのないところでゆっくりと遊び、魚の集まる場所に潮の流れを利用し移動、そして、流れを利用し流れのないところで浮上。

かように潮を読むとはかなり複雑な作業です。

やっぱり頭の中で計算していることを文章にするのは難しいですね。作家葉すごい!!!

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